ねこちゃんの「食べない」は要注意!

皆さんこんにちは!
動物看護師の市川です絵文字

つい先日、新年のご挨拶をしたかと思ったらもう2月です絵文字
毎日本当に寒いですが、体調を崩しておられませんか?
我が家の娘(3歳)が鼻風邪からお熱を出して保育園を休んでいました。
いつもよく食べる娘ですが、さすがに食欲が落ちて元気がありませんでした絵文字
やはり食欲は元気のバロメーターだなと実感します。

わんちゃんがいつものフードを食べない場合、病気なのかフードに対する好き嫌い(飽きた)なのかを見極めなければなりません。
食べないからといってフードにトッピングをしたりフードを変えてしまうと、我慢したら美味しいものが出てくるわん絵文字♪と学習してしまい、後々飼い主さんは苦労することになります絵文字元気なわんちゃんの場合は食べなかったらお皿をさげてしまい、今食べないとご飯が食べられないよ絵文字と教えてあげなくてはいけません絵文字
まさに飼い主さん絵文字vs絵文字わんちゃん。根気比べです絵文字

しかし、ねこちゃんの場合は「食べないなら食べなくていい」とは言えません。
特に肥満のねこちゃんはほんの数日ご飯を食べないと「肝リピドーシス」に陥る可能性があるからです。

食事によって適切なカロリーが摂取できないと、体に蓄えた脂肪からエネルギーを得ようとします。結果、肝臓で分解される以上の脂肪が蓄積され「脂肪肝」になってしまいます。
つまり、肝リピドーシスとは肝臓内に過剰な量の脂肪が蓄積し肝臓が正常に機能しなくなった状態のことです。


いったん肝リピドーシスになったねこちゃんは食欲不振の引き金となった最初の原因が解決しても再び食べ始めることは滅多になく、積極的な治療を行わなければ90%以上の割合で助からない恐い病気です。

肝リピドーシスはすべての年齢、品種のねこちゃんに発生しますが、特に中年齢以降で室内飼育の肥満のねこちゃんによくみられます。
症状としては、数日間から数週間に及ぶ食欲不振や脱水、体重の減少、嘔吐、沈鬱です。
更に進行すると黄疸がみられます。肝機能不全が更に悪化し肝性脳症になった猫ちゃんは過度の流延、失明、昏睡、発作といった神経学的な異常がみられるようになります。

予防としては、毎日きちんとご飯を食べているかを確認することです。
後はやはり肥満のねこちゃんには減量が必要となりますが、無理な減量で病気を引き起こすこともありますので、飼い主さんの独自のダイエットではなく、動物病院で獣医師の指導のもと計画的な減量プログラムを組むことが大切です。
環境が変わることでねこちゃんはストレスを感じてご飯を食べなくなることもあります。例えば新しい家族が増えた、引っ越し、近所で大きな工事をしている、飼い主さんの生活が変わった・・・などいつもと違うことでストレスを感じてしまうことがあります。
室内のねこちゃんには精神の状態を安定させるため、フェイシャルフェロモン製剤(フェリウェイリキッド:ビルバックジャパン)を使用するとストレス緩和に効果が得られるかもしれません。
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いずれにしても、ねこちゃんがご飯を食べない時は様子を見ないで受診してくださいね絵文字

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