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ストレスが重なると・・・

こんにちは!動物看護師の市川です絵文字
暑いですねー絵文字
私は夏生まれなのですが、暑さに弱く体がだるくなってしまう季節です。
季節の変わり目は人も動物も、ストレスを知らぬ間に蓄積してしまい体調を崩しやすくなりますね。
熱中症にも要注意ですよ絵文字
皆さん気を付けましょうね絵文字

「ストレス」という言葉が出てきましたが、情報過多な生活をしている現代人は脳が疲れているんだそうです。テレビで観たのですが、わずかな時間も無駄にせず、テレビや雑誌を観ながら携帯をいじったりしていると処理すべき情報が多すぎて脳が疲弊してしまうそうです。そして、疲れた脳から物忘れや認知症つながるんだそうです絵文字
皆さんも心当りないですか絵文字

現代を生きる動物たちもストレスを受ける事が多くなり、心の病気が増えてきました。
今回はわんちゃん絵文字ねこちゃん絵文字常同障害についてお話ししますね絵文字

難しい言葉ですが「常同障害」とは、ストレス・フラストレーション・葛藤から見られる問題行動の事です。
状況に合わないような繰り返し行動が見られ、行動自体が程度を上回ってしまうのです。

わんちゃんに見られる行動絵文字
尾追い
自傷
旋回
異嗜
光追い
歩き回る
肢端舐性皮膚炎
凝視


ねこちゃんに見られる行動絵文字
自傷
織物吸い
尾追い
過剰なグルーミング

病院でよくご相談を受けるのは、わんちゃんが自分の手をずっと舐め続け、皮膚炎を起こしてしまったという症例や、ねこちゃんも体の一部・または数カ所を過剰にグルーミングし続けた結果被毛が薄くなったり皮膚が露出してしまうというものです。
原因は様々考えられますが、
わんちゃんの場合だと長時間のお留守番でずっとケージに入っており退屈で欲求が満たされない、アレルギーがあり疾患がストレスを引き起こしてしまった、たまたま舐めていた時に飼い主さんから声をかけられたことで、気を引くためのきっかけになった・・・など絵文字

ねこちゃんの場合だと、不安や不満があった時に気持ちを落ち着かせるため、一時的・数分グルーミングをすることは問題ないのですが、ストレスが慢性的に持続した場合、当初のストレスの刺激とは関係なくグルーミングし続けてしまい、結果、外傷性皮膚炎を引き起こしてしまいます。
要因の一つとして考えられるのがトイレです。
私たちが思う以上にねこちゃんはトイレのこだわりが強く、汚れているトイレで排泄しなければならないストレスは相当なものです絵文字
お薬やサプリメント、フェロモン製剤や療法食などもありますが、おや絵文字?と思ったら一度環境を見直してみて、わんちゃんねこちゃんが自然な行動が取れるように工夫をしてみましょう。
気になった方は一度病院にご来院いただき、お話を聞かせてくださいね絵文字
人の話に戻りますが、脳の疲れには「ぼんやり」することが効果的なのだそうです。
忙しい日々の中で「ぼんやり」するのは難しいですが、愛犬とお散歩しながら、愛猫と一緒にゴロンとしながら、リラックスしてみるのもたまにはいいですね絵文字絵文字絵文字